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NRIセキュアとGEデジタル、制御システムやIoTシステムのセキュリティ対策支援で協業

2016年11月9日(水)IT Leaders編集部

NRIセキュアテクノロジーズ(NRIセキュア)は2016年11月8日、米GEデジタルの関連会社である加Wurldtech Security Technologiesが策定した産業用制御デバイスの認証プログラム「Achilles Certification(アキレス認証)」を提供する第三者機関になったと発表した。

 NRIセキュアとGEデジタルの両社は協業し、産業用制御システムやIoT(Internet of Things)システムのセキュリティ強化を検討する企業に対し、コンサルテーションから製品までを包括的に提供し、ITセキュリティとOT(Operational Technology:産業用制御システムの制御・運用技術)セキュリティの両面で支援する。

具体的には、NRIセキュアが「制御システムに対するセキュリティコンサルティング」「アキレス認証」「制御システムに特化したIPS OpShieldのセキュリティログ監視(予定)」の3つのサービスを提供する。

制御システムに対するセキュリティコンサルティングサービスでは、産業用制御システム・デバイスに関する「セキュリティ動向調査の実施と分析」「セキュリティ対策状況の第三者評価」「セキュリティガイドラインの作成」「セキュリティ対策に関する実行支援」などのコンサルティングサービスを提供する。

アキレス認証サービスでは、日本国内の企業が迅速にアキレス認証を取得するための支援を提供する。制御デバイスに関して、より中立的で信頼性・秘匿性の高い認証サービスを行うため、検証ラボをNRIセキュアの施設内に設置する予定だという。

制御システムに特化したIPS OpShieldのセキュリティログ監視サービスでは、NRIセキュアが提供している「セキュリティログ監視サービス」で、Wurldtechが提供する、制御システムにおけるデータトラフィックをコマンドレベルで監視・制御するためのIPS(Intrusion Prevention System)である「OpShield」のログに、NRIセキュアが提供している「セキュリティログ監視サービス」が対応できるように検討を進めるとしている。

Wurldtechは、GEデジタル傘下の事業組織である。機器製造企業とシステムオペレーターの両者と協業し、重要なインフラ設備・機器を、サイバー攻撃から保護する製品を提供している。

アキレス認証は、未知のセキュリティぜい弱性を検出するためのロバストネス検証(開発者にとって想定外の異常データを自動生成して送信し、対象の挙動の変化を確認する検証手法)を制御デバイスに特化して行うツールである「Achilles Testing Platform」を用いて、一定のセキュリティ水準を満たすと取得できる。

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