シマンテックは2016年11月9日、標的型攻撃やランサムウェアからの保護を目的とした中小企業(SMB)向けの新しい製品である「Symantec Endpoint Protection Cloud」を発表した。11月末に提供を開始する。
「Symantec Endpoint Protection Cloud」は、従業員数1000人未満で、社内ネットワーク上の企業または個人のデバイスを効果的に保護する方法を求めている組織を対象にしたクラウドベースの製品だ。CYOD(Choose Your Own Device)やBYOD(Bring Your Own Device)で大量の新しいデバイスが使用される環境にも対応できる。
エンドポイントの保護・管理・モビリティ・暗号化のための単一のクラウドベースのコンソールを提供することで管理を容易にし、総運用コストの削減を図れるようにする。
具体的には、高度な機械学習技術とSymantecのグローバルインテリジェンスネットワークによって強化された、エンドポイントを脅威から保護する多層型検出制御を搭載している。
Windows・Mac・iOS・Android対応のPC・携帯電話・タブレット・サーバーなど様々なデバイスを一元管理できる。
セルフサービス型ポータルでは、従業員が保護するデバイスを新たに追加でき、IT管理部門のサポート業務を低減可能だ。脅威活動とコンプライアンス対応をリアルタイムで更新する、シンプルで分かりやすいダッシュボードも用意している。
1ライセンスの料金で、従業員1人当たり最大5台のデバイスを保護できる。