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[ベテランCIOが語る「私がやってきたこと、そこから学んだこと」]

デジタルビジネス時代を迎えてIT部門の向かうべき方向(1)

第13回

2017年2月3日(金)寺嶋 一郎(TERRANET代表/IIBA日本支部代表理事)

前回は、IT中期計画で謳ったモノづくりのIT基盤の標準化の考え方と、今後の製造業のあり方に関してお話した。今回は次回と併せて、デジタルビジネス時代を迎えたIT部門の向かうべき方向を考えてみたい。何かを読み取っていただければ幸いである。

ソフトウェアの時代が来た!

 ソフトウェアは営々と築かれてきた業界のバリューチェーンの多くを、軽々と再編しようとしている。初期のWebブラウザ「Netscape」を開発した有名なエンジニアで現在は投資家であるマーク・アンドリーセン氏が今から6年前に書いた「Why software is eating the world」(ソフトウェアが世界を飲み込む理由)というコラムがある。あらゆる産業はデジタル化し、あらゆる企業はソフトウェア企業になるという内容の強烈なデジタル革命宣言だが、まさにこれがすごい勢いで現実化している。

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