トラフィック可視性製品ベンダーの米Gigamonは2017年2月23日、セキュリティ配信基盤「GigaSECURE」のSSL/TLS復号製品の機能を拡充し、新たにインライン機能を提供すると発表した。スケーラブルな可視性と暗号化したトラフィックの管理を提供し、隠れたマルウェアやデータの抜き取り、コマンド&コントロールへの脅威を検出できるようにする。
新しい「GigaSECURE」は、復号されたトラフィックを適切なセキュリティツールに送ることにより、ネットワークの盲点を排除し悪意のある脅威を即座に分析し対処できるように支援する。
インライン解読および帯域外解読の両方をサポートする。新たにサポートする暗号には、Diffie-Hellman(DH)、Diffie-Hellman Ephemaral(DHE)、Perfect Forward Secrecy(PFS)、Elliptic Curveを含み、1~100Gbのネットワークで作動する。
重複排除やアプリケーションセッションフィルタリング、データマスキングおよびメガデータ生成など、監視インフラストラクチャを強化する「GigaSMART」アプリケーションの補完が可能だ。ネットワーク全域の適切なモニタリングおよび、セキュリティツールに対象となるトラフィックの最適化・自動化・配信をできるようにする。
SSL復号は、無期限ライセンスを活用するソフトウェア機能で、ライセンスは当面ビジビリティアプライアンス「GigaVUE-HC2」上で利用可能になる。