独SAPと独Siemensは2017年3月29日(現地時間)、公益事業向け製品群「SAP for Utilities」にSiemensのメーターデータ管理製品「EnergyIP」を加え、SAPが「SAP Meter Data Management by Siemens」として提供すると発表した。一般提供は2017年第2四半期中に開始する予定だ。
SAPは、Siemensのメーターデータ管理製品「EnergyIP」を「SAP Meter Data Management by Siemens」としてグローバルに再販する。公益事業のユーザーの様々なエンドツーエンドのデジタルビジネスシナリオに対応する。ユーザーは、SAPからEnergyIPを直接購入できるようになるため、購入・サポートのプロセスを簡略化可能だ。
SAPは、低圧から高圧までの組み合わされたメーターデータやデバイスへのリアルタイムアクセスは、公益企業が顧客や技術デバイスを包括的に把握するのに役立つとしている。
両社は、公益事業のユーザーを対象に大量のメーターとセンサーにより生成されたビッグデータのリアルタイム処理を統合し、大規模な発電所から小規模のマイクログリッドまでに関して、優れた知見とエネルギー管理の仕組みを提供していく予定だ。