NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は2017年9月27日、SAPシステム向けの共有型クラウド基盤サービス「Enterprise Cloud for ERP」を発表、同日提供を開始した。
Enterprise Cloud for ERPは、SAPシステム向けにパッケージ化したクラウド基盤を、マネージドサービスとあわせて日本、米州、欧州、豪州で提供するサービスである。
インメモリーデータベースである「SAP HANA」向けのクラウド基盤として、仮想HANA(最大2.9TB)メニューと物理HANA(最大8.0TB)メニューを提供する。標準で、同一データセンター内でのHA(高可用性)構成と、東京・大阪間でのDR(災害復旧)構成を組み込んでいる。SAPシステムのリソース消費特性に対応した、マイクロVMに基づく実利用ベースの従量課金メニューを提供する。
SAPシステム向けクラウド基盤に加えて、SAP BasisやSAP HANAのマネージドサービス、システム監視サービス、TAMS(テクニカルアカウントマネージャサービス)を提供する。TAMSでは、ITILに基づくシステムの運用支援、運用状況分析、ベストプラクティスに基づくアドバイスサービスを提供する。