[新製品・サービス]

F-Secure、クライアントPC向けのSaaS型ウイルス対策に後継ソフト

2017年9月28日(木)日川 佳三(IT Leaders編集部)

エフセキュアは2017年9月28日、エンドポイント(クライアントPC)向けウイルス対策ソフトの新製品「F-Secure Computer Protection」を発表、同日販売を開始した。Windows 7/8/8.1/10を搭載したクライアントPCをマルウェア感染などから守る。参考価格(税別)は、5~24ユーザー時に1ユーザーあたり8000円、25~99ユーザー時に1ユーザーあたり5600円、100~499ユーザー時に1ユーザーあたり3600円。

画面1●F-Secure Computer Protectionの画面(出所:エフセキュア)画面1●F-Secure Computer Protectionの画面(出所:エフセキュア)
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 F-Secure Computer Protectionは、管理サーバー機能をSaaS型で提供するエンドポイント向けウイルス対策ソフト群「エフセキュア プロテクション サービス ビジネス」のうち、クライアントPC向けの「PSBワークステーション」の後継に当たる新製品である。

 新製品では、ふるまい検知による未知のマルウェアの検知機能と、パターンファイルによる既知のマルウェアの検知機能を、ともに強化した。

 ふるまい検知による未知のマルウェアの検知機能では、人工知能(AI)や機械学習を積極的に活用することによって、検知率を飛躍的に向上させたという。さらに、以前よりも軽快に動作するようにした。

 パターンファイルによる既知のマルウェアの検知では、運用を容易にする機能を強化した。具体的には、長期休暇などで数日間以上パターンファイル更新が行えなかった場合に、パターンファイルを差分でダウンロードできるようにした。

 新製品ではさらに、デバイス制御機能を追加した。USBメモリーやCD-ROM ドライブ、Webカメラなどのデバイスの使用を制限したり、特定のデバイスに限って許可したりするルールを設定できる。USBメモリーへの書き込みを制限して情報漏えいを防ぐといった運用ができる。

 ホスト型ファイアウォールの機能も改善した。以前は、独自にファイアウォール機能を実装していたが、これをやめて、Windowsが標準で用意しているファイアウォール機能を流用し、これを管理する機能を実装した。

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F-Secure / マルウェア対策 / エンドポイントセキュリティ / フィンランド

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