クラウディアンは2017年9月29日、マイクロソフトのクラウド型オブジェクトストレージBlob StorageでAWSのS3互換アプリケーションが使えるようになる「HyperCloud」を発表した。
HyperCloudは、約7年間の実績があるクラウディアンのSDS(ソフトウェア・ディファインド・ストレージ)製品「CLOUDIAN HYPERSTORE」のS3 APIを実装しており、ゲートウェイやトランスレーションレイヤーが不要の高いS3アプリケーション互換性を実現した。
CLOUDIAN HyperCloudの概念図
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複数のAzure仮想マシンに並列に展開することで、エンタープライズ級のスケールと性能が可能になるほか、共通のS3 APIを使用することで、ユーザーは複数のクラウドサービスにまたがる情報を一元管理できるようになる。
Azureクラウドプラットフォーム上に完全に内蔵されたHyperCloudを稼働すると、S3対応アプリケーションがAzure Blob Storageに接続できるようになる。HyperCloudからBlob Storageに取り込まれたデータはAzure Blob形式に変換して保存され、Blob APIを使用してPower BIやAzure Machine Learning、Cortana AnalyticsといったAzureアプリケーションでの利用が可能になる。