伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は2017年10月3日、IaaS型クラウドサービス「TechnoCUVIC Virtual Platform」の新メニューとして、仮想化技術を用いた専有型ストレージサービスを発表、同日提供を開始した。価格(税別)は、最小構成6ホスト(物理サーバー)で月額118万2000円から。販売目標は、新メニューをを含めて1年間で50社。
専有型ストレージサービスでは、仮想化基盤に必要な共有ストレージの代わりに、物理サーバーの内蔵ハードディスクを利用する分散ストレージソフト「VMware vSAN」を利用する。これにより、共有ストレージで懸念される他ユーザーからの影響を排除した。
セキュリティやメンテナンスなど、ユーザーの個別要件に合わせた設定が可能である。また、サーバーとストレージの両方をユーザー専有の環境として用意することによって、共有型クラウドの場合にオンプレミスのシステムとの連携で課題となるソフトウェアバージョンの不一致を解消した。
CTCは2014年から、クラウドサービス上にユーザーが仮想サーバーを自由に設計・構築できる専用の仮想化・統合化プラットフォームとして、TechnoCUVIC VPを提供してきた。今回、ユーザー専用のストレージ領域を提供するサービスを追加た形である。