ラトックシステム(本社:大阪府大阪市)は2017年11月20日、キー入力したデータを直接クラウドに書き込めるWi-Fi接続のキーボード「RS-KBWF1」を開発したと発表した。勤怠管理の打刻など、様々なアプリケーションに組み込んで利用できる。11月下旬から提供する。価格(税別)は1台あたり5万円。実利用時には、別途クラウドストレージ利用料などが必要になる。
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ラトックシステムのWi-Fi接続キーボード「RS-KBWF1」は、4つのファンクションキーと数字キーなどで構成する小型キーボードである。
特徴は、キーボード単体で、無線LAN接続を介してクラウドストレージにデータを格納できることである。格納したデータは、勤怠管理アプリケーションなどの外部システムから利用する。
本体サイズは電卓程度で、狭い店舗でも設置しやすいコンパクト設計とした。汚れやすい場所でもメンテナンスしやすいように、防滴仕様とし、表面に凹凸がないフラット仕様とした。動作のための電源は、パソコンなどとのUSBケーブル接続を介して取り込む。300mA程度の電流が必要になる。
クラウドストレージとして、AWS(Amazon Web Services)のAmazon S3を利用する。キーボードのソフトウェア(ファームウェア)が、入力したデータをAmazon S3にポストして保存する。キーボードに添付するユーティリティソフトを用いることによって、AWSのアカウントIDなど接続先の情報を書き換えることができる。
格納するデータフォーマットは、「タイムスタンプ」+「ファンクションキー」+「数値」となる。4つのファンクションキーを選び、数値を入力し、Enterキーを押すと、キーボードは、タイムスタンプ情報付きでデータをポストする。
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