日本IBMは2017年12月1日、クレジットカード番号を乱数に置き換える“トークナイゼーション(トークン化)”の仕組みを構築するSIサービス「IBMトークナイゼーション・モデレーター・ソリューション」を発表、同日提供を開始した。PCI DSSへの準拠認定を受けやすくする。利用するミドルウェアなどに決まりはなく、案件に合わせて適切な仕組みを導入するとしている。価格は個別見積もり。
IBMトークナイゼーション・モデレーター・ソリューションは、クレジットカード番号が漏えいするリスクをトークン化によって減らすSIサービスである。カード番号を16桁のランダムな数字に置き換えて取り扱えるようにするシステムを構築する。これにより、PCI DSSの準拠認定を受けやすくなる。
クレジットカード業務を行う銀行や関連子会社に向けて提供する。住所変更やカード紛失対応などの日次処理や、利用明細の発行といった月次処理など、すでに稼働している銀行業務に対して、既存のシステムや業務フローを大幅に変えることなく組み込めるとしている。
カード会社から送られてくるクレジットカード情報は、トークナイゼーション・サーバー上でトークンに置き換わる。その後の処理を行う基幹業務システムでは、実際のカード情報とは異なるデータを処理することになる。企業内でカード情報を保管しないようにできるので、PCI DSSへの準拠が容易になる。
クレジットカード業務を行う企業は、PCI DSS準拠への対応が求められている。機能追加やコスト負担を少なくPCI DSSに対応できる仕組みとして、データを乱数に置き換えるトークナイゼーションへの関心が高まっているという。
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