HOYAサービスは2017年12月13日、製造業向けに修理業務のシステム化を支援する製品「フィールドサービス・ソリューション」の提供を開始すると発表した。「Microsoft Dynamics 365 for Finance and Operations」のサービス管理機能を強化して実現している。
製品販売による出荷実績から保守サービスの対象に自動で登録できるほか、保守サービス内容を登録し管理することができる。修理作業のスケジュール管理を行え、修理期間中の代替品の貸出を管理することも可能だ。代替品や修理部品などの在庫管理にも対応している。
受付窓口部署・修理作業部署・請求部署など関連部署の担当者・責任者間での作業依頼などのワークフロー機能を備えている。修理費用の請求書を発行し会計システムにデータ連携することもできる。すでにDynamicsのERP機能を利用中のユーザーに追加で導入することも、同製品を単独で導入することも可能だ。
具体的には、以下の業務機能を提供する。
- 保守契約管理
- 契約期間、契約内容などの登録・更新・参照を行う。
- 問合せ履歴管理
- 問合せ実績の登録や過去の問合せの参照を行う。
- 修理見積・受注管理
- 理受付実績の登録、費用見積の作成、修理受注の登録や代替品の貸出の登録を行う。
- 修理作業登録
- 作業員などのリソース管理、スケジュール管理や作業実績の登録を行う。
- 在庫管理
- 修理対象機器の管理、代替品の管理、修理部品の管理を行う。
- 納品・請求管理
- 修理完了品の納品実績の登録や請求書発行を行う。
- 部署間・担当者間の依頼ワークフロー
- ワークフローによる依頼と依頼完了の通知を行う。画面入力操作を軽減するための自動での登録や業務管理上で必要となるデータ項目を追加して使いやすい画面にするなど、利便性を向上できる。