NECは2017年12月18日、海外向けタッチパネルPOS端末「TWINPOS G5000」シリーズを刷新し、新たに「TWINPOS G5100Li」3モデルを製品化した。新モデルでは、専有面積を従来比約20%削減し、店舗のカウンターをより有効に活用できるようにした。同日、北米・中南米・東南アジアなどの地域で販売を開始した。2018年1月5日から出荷する。販売目標は、TWINPOS G5000シリーズ全体で、今後3年間で20万台、
さまざまな設置方法を選べる、タッチパネルPOS端末である。VFD付き卓上設置型、10.1インチカスタマーディスプレイ付き卓上設置型、10.1/15インチカスタマーディスプレイ付きポールマウント型、などから選べる。
新モデルは、専有面積を従来比約20%削減した。店舗カウンターの空きスペースを有効に活用し、場所を選ばず省スペースで導入できるようになった。
タッチパネルも改善した。静電容量方式タッチパネルの採用により、多様な操作を可能とするマルチタッチに対応した。タッチパネル操作時のレスポンスや操作性も向上し、スムースに会計処理を行えるようにした。
オペレータディスプレイのフロントパネル部分には、段差のないフラットサーフェス型のディスプレイを採用し、IP64規格相当の防塵・防滴性を実現した。これにより、埃や水滴の侵入による故障を軽減している。
CPU性能も高め、処理性能を従来比で約2倍に高めた。加えて、Intel AMTを搭載した。これにより、OSやアプリケーションがフリーズしたり、電源が落ちたりしている状態から、遠隔操作で調査や復旧作業ができるようになった。
なお、TWINPOS G5000シリーズは、7-Elevenの約8600店舗で導入が進むなど、多数の導入実績がある。NECは、今後も海外向けPOS端末の製品強化を続けていくとしている。