伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は2018年1月10日、基幹系システムの基盤としての利用に特化したIaaS型クラウドサービス「CUVICmc2」上で、サイオステクノロジーの高可用性ソフト「SIOS Protection Suite Linux v9 EE(SPS-EE)」を提供すると発表した。ライセンス価格は、最小構成で月額30万円から。販売目標は、1年間で10社。
SPS-EEは、独SAPのSAP S/4HANAに特化した高可用性ソフトである。SAP S/4HANAを構成するアプリケーションやインメモリーデータベース「HANA」の冗長化と監視、障害時の自動復旧ができる。
一方のCUVICmc2は、SAP S/4HANAをはじめとする基幹系システムに特化したIaaS型のクラウドサービスである。
今回、CUVICmc2上で稼働しているユーザーのSAPアプリケーションを、SPS-EEで保護する。これにより例えば、SAPアプリケーションの障害時にダウンタイムを20分の1に短縮できる。SPS-EEの導入に当たってCTCは、設計・構築と障害対応や対策を含めた一元的なサポート窓口を提供する。