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ITFOR、ハードディスクのデータをオンサイトで復旧するサービスを開始

2018年1月11日(木)日川 佳三(IT Leaders編集部)

アイティフォーは2018年1月11日、セキュリティポリシーの制約でハードディスクを外部へ持ち出せない企業に向けて、オンサイトでハードディスク上のデータを復旧するサービス「オンサイト・出張データ復旧サービス」を発表、同日提供を開始した。対象地域は日本全国。価格(税込み)は、初期診断費用が出張費を含めて10万円から。復旧費用は個別見積もり。

 アイティフォーはこれまで、ハードディスクを外へ持ち出せないユーザー企業などに向けて、ネットワーク経由で復旧作業を行う「リモート復旧サービス」を提供してきた。しかし、外部ネットワークへの接続もポリシー上できないユーザー企業もあるため、新たにオンサイトで復旧作業を実施する「オンサイト・出張データ復旧サービス」を開発した。

写真1●卓上クリーンベンチの外観写真1:卓上クリーンベンチの外観(出典:アイティフォー)
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 オンサイト・出張データ復旧サービスではまず、電話やメールなどで詳細な状況をヒアリングし、初期診断と見積もりを提示する。ここまでは無料で利用できる。この後、物理障害または論理障害の専門技術員が現地へ訪問し、初期調査を行い、復旧手順の説明や時間的見通しを伝え、復旧見積書を提示する。作業継続の可否を判断した後、復旧作業に着手する。

 障害の状況に応じて、必要な復旧機器を現場へ搬入する。例えば、復旧作業の障害となるホコリ対策として、空気洗浄能力を持つ「卓上クリーンベンチ」を搬入する。さらに、調査ソフトを搭載した専用パソコン、クローン作成用のハードディスクとRAIDアレイ装置、詳細な作業に必要な顕微鏡、熱風ではんだを溶かすホットエアー装置、などを持ち込む。

 物理ハードディスクだけでなく、仮想化ハードディスクも復旧できる。例えば、スナップショットファイルの誤消去などに対応できる。「フォーマットしてしまった、誤って消去してしまった」という論理的障害であれば、上書きさえされていなければ、ほぼ100パーセント復旧できるとしている。なお、データ復旧ソフト/技術としては、米Ontrackのものを使う。

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アイティフォー / DR

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