財務経理部門向けのコンサルティングサービスを提供するグローウィン・パートナーズと日立システムズは2018年3月7日、経理・財務部門向けの業務変革サービスの分野で協業し、両社の強みを生かした製品・コンサルティング/SIサービスを提供すると発表した。販売目標として、2020年度末までに累計30億円を掲げる。
グローウィン・パートナーズは、会計・経営管理業務のプロセスを改善するための業務コンサルティングサービスや、企業価値を高めるための制度構築コンサルティングサービスを提供する。一方の日立システムズは、会計システムや経費精算システムの提供、RPA(ロボットによる業務自動化)ソフトの導入・運用サービスなどを提供する。
両社は、互いの強みを組み合わせることによって、会計業務の現状分析から、改善策の提案、各種業務システムの提供、RPAを活用した会計業務の自動化・効率化、さらには会計業務のアウトソーシングまで幅広く支援する、経理・財務部門向けの業務変革サービスを提供する。
具体的な導入例の1つとして、M&Aによる会計制度構築、会計システムの統合、グループウェアやワークフローなどの業務システムの整備、などをワンストップで提供できる。
別の例として、総合経費管理システム「Traveler’s WAN」の導入にあたり、経費精算業務の改善と、電子帳簿保存運用ガイドラインをもとにした電子化対応を並行して進める。これにより、大幅な人件費の削減効果が見込める。