富士ソフトは2018年4月3日、Windows 7を搭載した既存のパソコンを、ユーザーデータを引き継いでWindows 10へとアップグレードするサービス「らくらくアップグレード for Windows」を発表、同日販売を開始した。価格(税別)は、基本料金(パソコン100台でマスターイメージ1つ)で40万円。販売目標は2020年3月までに250社4億円。
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らくらくアップグレード for Windowsは、Windows OSを旧版から新版へとアップグレードするサービスである。これまでWindows XPやWindows Server 2003からの移行サービスなどを手がけてきたが、今回新たにWindows 7からWindows 10への移行に利用できるようにした。
設定済みのツールを収録したDVDまたはUSBメモリーをパソコンに挿入して再起動するだけで、全自動でアップグレードが完了する。サービスを利用するメリットは、移行にかかる手間や時間を短縮できることである。PCのスペックや移行内容にもよるが、最短で30分で移行できるとしている。
用途は3つある。
- 既存PCのアップグレード
- Windows 7環境の既存PCを、ユーザーデータをそのまま引き継いでWindows 10にアップグレードする
- 新規PCにWindows 10環境をセットアップ
- 新規に購入したPCに、ユーザー企業に合わせたWindows 10環境をセットアップする
- ユーザーデータの移行
- Windows 7環境の既存PCのユーザーデータを、新規のWindows 10環境のPCに移行する
価格は、基本料金が40万円で、パソコン100台に対してマスターイメージ1つを扱える。追加ライセンスは、パソコン1台あたり4000円。マスターイメージを増やす場合は、マスターイメージ1つあたり20万円。