大日本印刷(DNP)は2018年4月9日、デジタルサイネージに表示するコンテンツの配信、機器の状態監視などの機能を持つサービス「DNPサイネージ配信管理システム SmartSignage」の新版を発表した。4KコンテンツやHTML5にも対応し、データの即時配信を可能にした。販売目標は、関連事業を含めて2019年度に25億円。
DNPサイネージ配信管理システム SmartSignageは、表示するコンテンツの管理やスケジュール作成、サイネージ機器の管理などができる「Web管理画面」と、コンテンツをネットワーク経由で受信して表示する「プレーヤー」で構成する。プレーヤーはWebブラウザベースで、動画や静止画のほか、4KコンテンツやHTML5などのデータを表示できる。
データを更新すると、即時に反映できる。これまでの配信システムでは、一定時間ごとにデータを送受信してコンテンツを配信していたが、新システムでは双方向通信の仕組み(WebSocket)を用いているため、管理者コンテンツを変更すると、即座に反映できる。リアルタイム配信もできる。
Web管理画面は、ソフトウェアのインストールが不要なWebブラウザベースであるため、アカウントさえあれば、どのPCからでもアクセスできる。ユーザーインタフェースは、ドラッグ&ドロップによる直感的で使いやすいという。
管理者が複数いる場合でも、アカウントごとに権限を細かく設定できる。このため、管轄外のコンテンツを誤って配信してしまうといった誤操作を防げる。