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クレジットカード決済のセディナ、業務端末約8000台に顔認証を導入、30業務にシングルサインオン

2018年4月16日(月)日川 佳三(IT Leaders編集部)

SMBCグループでクレジットカードなどの決済サービスを提供しているセディナは2018年4月16日、セディナの業務端末約8000台を対象とした顔認証システムを構築したと発表した。2018年5月から全国約70拠点で順次稼働を開始する。顔認証エンジンにNECの「NeoFace」を採用した。

 業務端末へのログイン時に、従来のID/パスワード認証に加えて、顔認証による本人認証を課す。これにより、業務アプリケーションを使う端末に対して、厳格に本人を認証できる。顔認証は、社員証などのIDカードと違い、盗難や紛失のリスクが少ない。なりすましなどの不正利用も効果的に防ぐ。

図1●生体認証システムの導入イメージ(出所:セディナ、NEC)図1●生体認証システムの導入イメージ(出所:セディナ、NEC)
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 顔認証によってログイン時のセキュリティが高まることから、シングルサインオン(SSO)ソフトもあわせて導入する。これにより、個々の業務アプリケーションへのログイン手続きを簡素化できる。将来的には、約30種類の業務アプリケーションをSSO経由で使えるようにする。

 従来は、業務端末から業務アプリケーションを利用する場合、業務アプリケーションごとに設定したID/パスワードを用いて認証を行っていた。個々の業務アプリケーションに対してそれぞれID/パスワードを入力しなければならないため、手間がかかっていた。

 セディナは今後、本システムを活用した顔認証による入退室管理などの導入を検討していく。

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