NTTアドバンステクノロジ(NTT-AT)は2018年4月26日、RPAソフトの新版「WinActor Ver.5.1」を発表した。2018年6月から販売する。インストール先のパソコン台数にひも付いたノードロックライセンスに加えて、新たにフローティングライセンス(同時使用ライセンス)を選べるようにした。
WinActorは、RPA(ロボットによる業務自動化)ソフトである。WindowsアプリケーションやWebアプリケーションで行うさまざまな操作を「シナリオ」として記録し、これを人間に代わって自動で実行する。既存システムに手を加えることなく、これまで人手で行ってきた定型的な繰り返し作業や、複数システムにまたがるデータの投入作業などを自動化できる。
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新版では、同時使用ライセンスを選べるようにした。ライセンス管理ソフトとセットで購入する必要があるが、同時使用台数がライセンス数の範囲内であれば、どのパソコンからでもWinActorを起動できる。これに対してこれまでは、ソフトウェアをインストールしたパソコン台数とライセンスをひも付けるノードロックライセンスしか選べなかった。
新版ではまた、Webブラウザ連携のためのライブラリを追加した。これにより、画像マッチングやエミュレーション以外の方法で、Google ChromeとMicrosoft Edge上での処理を自動化できるようになった。
価格(税別)は、以下の通り。ノードロックライセンス版は、シナリオの作成が可能なフル機能版が90万8000円で、シナリオの実行に機能を限定した実行版が24万8000円。フローティングライセンス版の価格はオープンで、ライセンス管理ソフトをセットで購入する必要がある。