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メールサーバーソフト新版「MailGates V5」、クラウド型サンドボックスとDMARC対応

2018年5月16日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)

サイバーソリューションズは2018年5月16日、セキュリティ機能に注力したメールサーバーソフトの新版「MailGates V5」を発表した。2018年6月1日から販売する。新版では、ランサムウェアや未知の脅威をディープラーニング技術により検知するサンドボックス機能を搭載したほか、送信ドメイン認証技術のDMARCに対応した。価格(税別)は100ユーザーの最小構成で年額19万円から。

 MailGatesは、セキュリティ機能に注力したメールサーバーソフトである。基本機能として、迷惑メール対策、誤送信対策、メール暗号化、の機能を提供する。オプションで、ウイルス対策や添付ファイル分離など、サイバー攻撃に用いられるマルウェア感染を防ぐ機能群を提供する。

図1●MailGates V5の価格とメニュー(出所:サイバーソリューションズ)図1●MailGates V5の価格とメニュー(出所:サイバーソリューションズ)
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 新版では、オプションで、サンドボックスを用いてマルウェアを検出できるようにした。添付ファイルをクラウド上の仮想領域(サンドボックス)へと隔離し、振る舞いを分析して検知する。振る舞いがマルウェアかどうかを判定するモデルの作成にはディープラーニング(深層学習)を採用した。

 新版ではまた、なりすましメール対策として、送信元ドメイン認証技術のDMARCに対応した。受信したメールの送信元ドメインをSPF(IPアドレスの判定)とDKIM(電子署名の検証)によって認証し、さらにDMARCの認証(メール本文中のFROMヘッダーの検証など)を実施する。なりすましメールと判定したメールについては、なりすまされた企業がDNSで公開しているポリシーに照らし、受信拒否などのアクションを取る。

 新版ではさらに、ユーザー認証手段の1つとして、SSO(シングルサインオン)ののためのSAML認証機能を利用できるようにした。また、メールサーバー間の通信データを暗号化するSTARTTLSを利用できるようにした。

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