[市場動向]

MM総研大賞2018、NEC製スパコン「SX-Aurora TSUBASA」が大賞に

2018年6月19日(火)IT Leaders編集部

MM総研は2018年6月18日、同社が毎年開催しているIT分野アワード「MM総研大賞 2018」の審査結果を発表した。今年の大賞に選ばれたのはNECのスーパーコンピュータ「SX-Aurora TSUBASA」。コンシューマー製品では、スマートスピーカーの「Google Home」や音声通訳機の「POCKTALK」が、それぞれAI分野最優秀賞、話題賞を受賞している。

写真1:SX-Aurora TSUBASAのベクトルエンジン(出典:NEC)

 大賞を受賞したNECの「SX-Aurora TSUBASA」(写真1)は、ベクトル型プロセッサとx86プロセッサのハイブリッド構成が特徴のスーパーコンピュータで、AIやビッグデータ、セキュリティなど新たな活動領域を開拓したデジタル時代のプラットフォームであることが評価されての受賞となった。ものづくり優秀賞も同時受賞している。

 スマートソリューション部門賞は、AI分野、IoT分野、セキュリティ分野、スマートデバイス分野、MVNO分野が設けられた。AI分野では、流行りのスマートスピーカーから「Google Home」が最優秀賞に選ばれた。また、エンタープライズ製品である富士通の「FUJITSU Human Centric AI Zinrai」も最優秀賞に選ばれた。

 IoT分野では、手軽なIoTパッケージ製品であるNTT東日本の「ギガらくWi-Fi IoTサポートオプション」と、ビッグローブの名刺サイズのAndroid搭載IoTデバイスである「BL-02」が最優秀賞に選ばれた。

 セキュリティ分野で最優秀賞を受賞した「Microsoft Enterprise Mobility + Security」は、日本マイクロソフトがクラウドサービスとして提供するIDおよびアクセス管理ソリューション。同じく最優秀賞に選ばれたハミングヘッズの「Defense Platform」は、米商務省セキュリティ新基準に日本で唯一準拠するホワイトリスト型のセキュリティソフト。

 そのほか、ものづくり優秀賞のもうひとつの受賞者は任天堂の、Switchと連動する段ボール工作キット「Nintendo Labo」。タッチセンサーで遠近を切り替えられる三井化学のアイウェア「TouchFocus」、心疾患患者の再入院リスクを予測する日立製作所のAI技術、クラウドを活用したソースネクストの音声通訳機「POCKETALK」は話題賞を受賞した。

図:MM総研大賞2018 受賞企業・サービス一覧(出典:MM総研
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