NECは2018年6月21日、ユーザー企業の業務環境をWindows 10へと移行するSIサービス「トータルサポートソリューション for Windows 10」を発表、同日提供を開始した。移行計画の策定から、設計、検証、展開、運用までをトータルに支援する。
以降計画の策定フェーズに向けては、アセスメントを提供する。Windows 10の概要や導入方法を説明し、展開方法やアップデート方法を決め、数台を先行導入して評価する。
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設計・検証・展開フェーズに向けては、マスターイメージの設計支援と展開作業を支援する。標準構成で設定したクライアントPCを月額制で提供するサービスも用意した。
運用フェーズに向けては、導入・移行後の運用を支援する。アップデートの評価検証を代行するサービスや、運用監視、ヘルプデスク、などを提供する。WSUSなどを用いたパッチ配信の仕組みも整備する。
要望に応じてオプションメニュー(働き方改革、セキュリティ対策、ネットワーク強化)も用意した。働き方改革では、Microsoft 365や、NECのDaaSサービス「NEC Cloud DaaS」を提供する。セキュリティ対策では、ファイル暗号化やメールセキュリティ、顔認証ログインソフト「NeoFace Monitor」などを提供する。ネットワーク強化では、A10ネットワークスの「Thunder」を用意した。
NECは現在、NECグループ300拠点15万台の業務端末を対象に、Windows 10への移行を進めている。今回の移行サービスでは、NEC自身の大規模移行の経験や、ユーザー企業の移行支援で得たノウハウを活用するとしている。