米Datrium日本法人のデイトリウムジャパンは2018年7月24日、サーバーとストレージを統合したコンバージドシステム「Datrium DVX」のエントリーモデル「DVX Compute Node SYS-4」を発表し、同日に販売を開始した。エントリーモデルでは1ノード構成でも利用できるようにした。価格(税別)は183万円で、国内販売代理店はノックス。
Datrium DVXは、サーバーとストレージ装置を統合した、仮想環境向けのコンバージド(統合)システムである。特徴は、ストレージのアーキテクチャを工夫することによって、I/O性能とデータ保護機能を高めたこと。SSDを内蔵したコンピュートノード「DVX Compute Node」と、データを保護するための外付けストレージノード「DVX Data Node」で構成する。
写真1:Datrium DVXの外観(上段がコンピュートノード群、下段がストレージノード群)拡大画像表示
高速にデータにアクセスするための工夫として、データをローカルマシンの内蔵ストレージに保存するようにしている。複数台のコンピュートノードでネームスペースを共有する分散NFSストレージでありながら、各々のコンピュートノードで動作する仮想マシンは、各々のコンピュートノードの内蔵SSDにしかアクセスしない仕組みである。
一方、データを保護するための工夫として、コンピュートノードの内蔵SSDにまたがった分散NFSストレージの全データを、外付けのストレージノードにコピーして保管する。コンピュートノードとデータ保護ノードを分離することで、例えば、サーバーが故障した場合でも影響を受けずに済むようにしている。
今回、コンピュートノードのエントリーモデルをラインアップに追加した。従来のコンピュートノードの最小構成は2ノードだったが、今回のエントリーモデルは1ノード構成でも利用できるようにした。また、搭載するCPUを、Xeon GoldからXeon Silverへとグレードダウンした。これらにより、比較的軽めなワークロードや災害対策用途として、より安価にスモールスタートできるようになった。
写真2:DVX Compute Node SYS-4の外観拡大画像表示
エントリーモデルの追加に伴い、データをAWS(Amazon Web Services)にバックアップするソフト「Cloud DVX」において、AWSの日本データセンターを利用できるようにした。これにより、ネットワーク遅延の少ない国内リージョンを災害対策サイトとして利用できるようになる。
Datrium / コンバージドインフラ / SSD / ITインフラ
-
AI時代の“基幹インフラ”へ──NEC・NOT A HOTEL・DeNAが語るZoomを核にしたコミュニケーション変革とAI活用法
-
加速するZoomの進化、エージェント型AIでコミュニケーションの全領域を変革─「Zoom主催リアルイベント Zoomtopia On the Road Japan」レポート
-
14年ぶりに到来したチャンスをどう活かす?企業価値向上とセキュリティ強化・運用効率化をもたらす自社だけの“ドメイン”とは
-
-
-
-
生成AIからAgentic AIへ―HCLSoftware CRO Rajiv Shesh氏に聞く、企業価値創造の課題に応える「X-D-Oフレームワーク」
-
-
-
「プラグアンドゲイン・アプローチ」がプロセス変革のゲームチェンジャー。業務プロセスの持続的な改善を後押しする「SAP Signavio」
-
BPMとプロセスマイニングで継続的なプロセス改善を行う仕組みを構築、NTTデータ イントラマートがすすめる変革のアプローチ
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-



