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デイトリウム、1ノード構成からスモールスタートできるコンバージドシステムのエントリーモデル

2018年7月25日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)

米Datrium日本法人のデイトリウムジャパンは2018年7月24日、サーバーとストレージを統合したコンバージドシステム「Datrium DVX」のエントリーモデル「DVX Compute Node SYS-4」を発表し、同日に販売を開始した。エントリーモデルでは1ノード構成でも利用できるようにした。価格(税別)は183万円で、国内販売代理店はノックス。

 Datrium DVXは、サーバーとストレージ装置を統合した、仮想環境向けのコンバージド(統合)システムである。特徴は、ストレージのアーキテクチャを工夫することによって、I/O性能とデータ保護機能を高めたこと。SSDを内蔵したコンピュートノード「DVX Compute Node」と、データを保護するための外付けストレージノード「DVX Data Node」で構成する。

写真1:Datrium DVXの外観(上段がコンピュートノード群、下段がストレージノード群)写真1:Datrium DVXの外観(上段がコンピュートノード群、下段がストレージノード群)
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 高速にデータにアクセスするための工夫として、データをローカルマシンの内蔵ストレージに保存するようにしている。複数台のコンピュートノードでネームスペースを共有する分散NFSストレージでありながら、各々のコンピュートノードで動作する仮想マシンは、各々のコンピュートノードの内蔵SSDにしかアクセスしない仕組みである。

 一方、データを保護するための工夫として、コンピュートノードの内蔵SSDにまたがった分散NFSストレージの全データを、外付けのストレージノードにコピーして保管する。コンピュートノードとデータ保護ノードを分離することで、例えば、サーバーが故障した場合でも影響を受けずに済むようにしている。

 今回、コンピュートノードのエントリーモデルをラインアップに追加した。従来のコンピュートノードの最小構成は2ノードだったが、今回のエントリーモデルは1ノード構成でも利用できるようにした。また、搭載するCPUを、Xeon GoldからXeon Silverへとグレードダウンした。これらにより、比較的軽めなワークロードや災害対策用途として、より安価にスモールスタートできるようになった。

写真2:DVX Compute Node SYS-4の外観写真2:DVX Compute Node SYS-4の外観
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 エントリーモデルの追加に伴い、データをAWS(Amazon Web Services)にバックアップするソフト「Cloud DVX」において、AWSの日本データセンターを利用できるようにした。これにより、ネットワーク遅延の少ない国内リージョンを災害対策サイトとして利用できるようになる。

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Datrium / コンバージドインフラ / SSD / ITインフラ

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