TISは2018年8月3日、「エンタープライズ・クラウド運用サービス」をMicrosoft Azureに対応させた「Azure運用テンプレート」の提供を開始すると発表した。価格は、基本サービスの初期費が個別見積りで、月額費用が25万円から。販売目標は、2020年までに40社、関連サービスを含めて約40億円。
Azure運用テンプレートは、パブリッククラウド導入のノウハウを基に作成したテンプレートである。「クラウド利用ガイドライン」と「統合運用管理基盤」で構成する。
図1:Azure運用テンプレートの概要(出典:TIS)
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クラウド利用ガイドラインは、企業固有のセキュリティポリシーや運用管理のレベルを考慮したテンプレートである。個々の企業に必要なクラウド利用の社内ルールを作成できるとしている。
統合運用管理基盤は、Azure上に、ルールに則った運用基盤を短期間で構築するためのテンプレートである。統合運用管理基盤に各種のログや監視情報などを集約することで、複数の基盤が混在する環境であっても、同一品質の運用が可能になるとしている。