西菱電機は2018年8月8日、LoRaWANを用いた通信システムを構築するコンサルティングサービスを同日付けで開始したと発表した。ネットワークの設計からエリア調査、ゲートウェイの設置工事、運用サポートまで一貫して提供する。
LoRaWANは、低消費電力と長距離伝送を特徴とするIoT向けの無線通信規格の1つである。特徴は、通信事業者の免許が要らない920MHz帯域を使って通信することである。このため、ユーザー企業が自由にネットワークを設計して運用できる。
西菱電機は今回、「通信事業者にできる限り依存せずに自社専用のIoT無線網を構築する」というニーズに応えるため、LoRaWANを自営網として構築するコンサルティングサービスを開始した。同社には、無線システム構築の知見と、LoRaWANを利用したIoTサービスで得たノウハウがあるとしている。
サービス内容として、設計から運用支援までを一貫して提供する。具体的には、ネットワーク設計、エリア調査(電波伝搬調査など)と置局検討・設計、ゲートウェイの選定・検証・提供、ネットワークサーバーの検証・構築・提供、ゲートウェイ設置工事と開通試験、運用サポート(デバイスやアプリケーションの選定や接続支援)、を提供する。
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