企業のWebサイトを開発・運用する基盤サービス「ferret One(フェレット ワン)」を運営するベーシックは2018年8月23日、サイボウズが提供するクラウド型の業務アプリケーション開発・実行環境である「kintone(キントーン)」との連携機能を追加したと発表した。ferret Oneのフォームに入力したデータをkintoneのAPIを介してkintoneに引き渡せる。
ferret Oneは、マーケティング/集客目的のWebサイトを開発して運営するための機能群をクラウド型で提供するサービスである。CMS(コンテンツ管理システム)、アクセス解析、メール配信、フォーム作成、などの機能が使える。これらの機能を使ってWebサイトを構築し、ferret One上でホスティング型で運営できる。Webサイトは、必要に応じて自社ドメイン名で運営できる。
画面1:ferret Oneのフォームに入力したデータをkintoneの業務アプリケーションに引き渡せる(出典:ベーシック)拡大画像表示
一方のkintoneは、業務用のWebアプリケーションをドラッグ&ドロップなどの簡単な操作で手軽に開発できる、PaaS型のクラウドサービスである。営業の案件管理やプロジェクトの進捗管理、タスク管理、社員の業務日報など、各種のWebアプリケーションをプログラミングを必要とせずに構築できる。kintoneが用意しているWeb APIを利用することで、任意のアプリケーションとデータ連携できる。
今回ベーシックは、ferret Oneにkintoneとのデータ連携機能を追加した。具体的には、ferret One環境のWebサイトに設置した情報入力フォームで入力したデータを、kintoneのAPIを介してkintoneに引き渡せるようになった。CSV(カンマ区切り形式)ファイルなどを用いたデータの移行作業が不要となった。
データ連携の活用例として、採用ページの登録フォームに入力した採用候補者データをkintoneで管理/フォローする使い方や、商談・問い合わせをkintoneで案件管理する使い方、集めたアンケートをkintoneで集計する使い方、などがある。
kintoneとのデータ連携は、MarketoやSalesforce Pardotなどに次いで4つめのマーケティングサービスとの連携になる。ベーシックでは、今後も各種のマーケティングサービスとの連携を積極的に展開する、としている。
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