[新製品・サービス]
テラスカイ、Salesforceパートナーに自社開発アプリのAppExchangeマーケットプレイスでの販売を支援
2018年11月26日(月)日川 佳三(IT Leaders編集部)
テラスカイは2018年11月26日、自社開発アプリをSalesforce.comのマーケットプレイス「Salesforce AppExchange」で提供できるようにするコンサルティングサービスを同年11月に開始したと発表した。Salesforce AppExchangeでアプリを提供するために必要な計画書の作成から技術支援、開発、保守までを包括的に支援する。販売目標は、今後3年間で30社としている。
AppExchangeは、Salesforce.comパートナーが開発・提供する5000以上のアプリを検索してインストールできるマーケットプレイスである。Salesforce製品の機能を拡張するアプリや、特定業界・業種向けのアプリなどがある。
AppExchangeでアプリケーションを販売するためには、セールスフォース・ドットコムが用意するプログラム参加フローの審査に通る必要がある。この審査には、事業計画書などのドキュメントを作成する必要があるほか、Salesforceとの連携機能の開発またはSalesforce上でのアプリケーション開発、ライセンス管理の設定など、Salesforceに関する技術的な知識を求められる作業が必要になる。
テラスカイは、これまで複数のSalesforce関連アプリケーションを開発・提供してきた実績から、複数の企業から依頼を受け、これらの企業がアプリケーションをAppExchangeで提供する支援を手がけてきた。今回、新たに支援サービスをコンサルティングサービスとして商材化した。
テラスカイにAppExchange化の支援を受けた事例の1つが、大日本印刷の「DNPパーソナライズドオファー」(画面1)である。Salesforceのマーケティングクラウドの画面上で、DM(ダイレクトメール)の生成から送付までを自動で行えるアプリである。2019年春から提供する。別の事例の1つが、弁護士ドットコムの「クラウドサイン Salesforce版」である。オンライン上で契約締結ができる。2017年10月から提供している。
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AppExchange化支援サービスの主な内容は、事業計画コンサルティング、テクニカルコンサルティング、製品開発支援、製品保守やヘルプデスクのサポート、マーケティングコンサルティング、販売コンサルティングとなっている。