三井物産は、約40カ国の海外拠点で使用しているSAP ERPをブラウンフィールド(Brownfield:システムコンバージョン)方式でSAP S/4HANAへ移行する。2018年9月に着手し、2019年秋の本稼働を予定している。SAPジャパンが2018年12月3日に発表した。
三井物産は、2000年の導入以来、国内外の拠点でSAP ERPを基幹システムに利用してきた。2025年に現行ERP製品の保守期限が到来することに先駆け、システムを刷新する意向である。まずは海外拠点のSAP ERPをSAP S/4HANAへ移行する。グローバルで約40カ国、約3500人が利用するシステムである。
移行プロジェクトは、三井物産の基幹システムの構築、保守・運用を担ってきた三井情報が主体となり、SAPが提供する最上位のサポートサービスの「SAP MaxAttention」とともに、約1年の期間で移行を目指す。
SAP ERPからS/4HANAへの移行に合わせ、現在SAP ERPとは別のサーバーで稼働している「SAP Business Warehouse」とワークフローシステムを、S/4HANAと同一サーバー上に統合する。UIにSAP Fioriを採用する。これにより、リアルタイム分析が可能になる。同時にシステムのシンプル化による業務の効率化・自動化や保守運用費用の低減も図る。
また、S/4HANAサーバーやデータベースをすべてクラウド上へ移行し、柔軟性・拡張性を確保する。これにより、将来の新機能や外部サービスの導入を容易にする。三井物産の現行システムのアドオン機能は必要性を再整理したうえで、ブラウンフィールド(Brownfield:システムコンバージョン)方式で移行し、継続して利用する。
三井物産 / SAP ERP / S/4HANA / 商社 / SAP2025年問題 / SAP2027年問題 / 保守・サポート / SAP / システム統合
-
AI時代の“基幹インフラ”へ──NEC・NOT A HOTEL・DeNAが語るZoomを核にしたコミュニケーション変革とAI活用法
-
加速するZoomの進化、エージェント型AIでコミュニケーションの全領域を変革─「Zoom主催リアルイベント Zoomtopia On the Road Japan」レポート
-
14年ぶりに到来したチャンスをどう活かす?企業価値向上とセキュリティ強化・運用効率化をもたらす自社だけの“ドメイン”とは
-
-
-
-
生成AIからAgentic AIへ―HCLSoftware CRO Rajiv Shesh氏に聞く、企業価値創造の課題に応える「X-D-Oフレームワーク」
-
-
-
「プラグアンドゲイン・アプローチ」がプロセス変革のゲームチェンジャー。業務プロセスの持続的な改善を後押しする「SAP Signavio」
-
BPMとプロセスマイニングで継続的なプロセス改善を行う仕組みを構築、NTTデータ イントラマートがすすめる変革のアプローチ
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-



