キヤノンITソリューションズは2018年12月4日、エンドポイントセキュリティソフト「ESET Endpoint Protection(EEP)」シリーズ(開発元:スロバキアESET)において、Windows(クライアント/サーバー)用プログラム、および統合管理ツールの最新版(V7)を発表した。2018年12月13日から提供する。
キヤノンITソリューションズのESET Endpoint Protection(EEP)シリーズは、マルウェア対策を中心としたエンドポイント向けセキュリティソフトウェアである。特徴の1つは、振る舞い検知を中心とした技術によって、マルウェアの実行時だけでなく実行前後も含めたタイミングで検査ができることである。
Windows用プログラムの最新版では、最新のマルウェア動向に対応し、多層防御機能を強化する2つの機能を追加した。(1)「ランサムウェア保護」機能は、実行しているアプリケーションの振る舞いを監視してランサムウェアと疑われる不審な動作を検出・ブロックする。(2)「UEFIスキャナー」機能は、UEFI(Unified Extensible Firmware Interface)に感染してPCを遠隔操作するUEFIルートキットなどを検出し、ブート前の環境も保護する。
今回また、クライアント管理ソフトの名称を「ESET Remote Administrator」から「ESET Security Management Center」(ESMC)に変更した。EEPシリーズだけでなく、今後リリース予定のエンタープライズ向けセキュリティ製品も含めて統合管理できるようにする。ユーザーインタフェースも刷新し、各端末の検出エンジンのアップデート状況やマルウェアの検出状況、端末のハードウェア情報などを確認できる。