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インサイトテクノロジー、HCIベースのDBサーバー専用機「Insight Qube for HCD2I」を販売

2018年12月5日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)

インサイトテクノロジーは2018年12月5日、データベース専用サーバー機「Insight Qube」の新世界モデル「Insight Qube for HCD2I」を発表、同日提供を開始した。新モデルでは、PCサーバー機のベース部分にサーバー機の増設によってCPU性能やストレージを拡張できるHCI(ハイパーコンバージドインフラストラクチャ)のアーキテクチャを採用した。価格は個別見積もり。

 Insight Qubeは、データベースサーバーを高速に動作させることを追求して設計したPCサーバー機である。データベースのチューニングのノウハウに熟知したインサイトテクノロジーの技術者が、最先端のハードウェア技術を駆使することによって、データベースサーバー機の4つのボトルネック要素(CPU、メモリー、ネットワークI/O、ディスクI/O)を解決しているという。

写真1:Insight Qube forHCD2Iの外観写真1:Insight Qube forHCD2Iの外観
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 今回提供を開始する新モデル(Insight Qube for HCD2I)では、HCI(ハイパーコンバージドインフラストラクチャ)のアーキテクチャを採用した(写真1)。これにより、サーバー機の増設によってCPU性能やストレージを拡張できるようにした。このためのミドルウェアとして、米Dell EMCの分散ストレージソフト「VxFlex OS」を採用した。

 HCIとして見たInsight Qube for HCD2Iの特徴は、まず、データベースサーバー用途にチューニングしてあることである。さらに、ハードウェアへの投資額を必要最小限に止められるように、ユーザーのユースケースに合わせてハードウェア構成を柔軟に選べるようにしている。

 サーバー仮想化ソフト(VMware ESXi)やOSについては、異なるバージョンが混在していても構わないようにした(図1)。古いサーバーと新しいサーバー間にまたがった共有ストレージを提供できるので、ハードウェア移行時のデータの移行作業が要らなくなる。

図1:異なるバージョンのVMwareやOSからストレージを共有して使える(出典:インサイトテクノロジー)図1:異なるバージョンのVMwareやOSからストレージを共有して使える(出典:インサイトテクノロジー)
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