電算システムは2018年12月13日、古いPCをChrome搭載PCとして再生利用するためのOS製品「CloudReady」を発表、同日に販売開始した。価格(税別)は、1ライセンスあたり年額6600円で、メールによるサポートが付属する。複数台のChrome搭載PCを一元管理するための追加ライセンス「Chrome Enterprise」を利用する場合は、Chrome Enterpriseのライセンス費用(年額)が別途必要になる。
電算システムの「CloudReady」は、現行OSの快適な稼働が厳しい古いPCをChrome搭載PCに再生するOS製品である(画面1)。Chromebookが搭載しているChrome OSのオープンソース版であるChromiumをベースに米Neverwareが製品化した。これを電算システムが国内で販売する。
画面1:CloudReadyを使えば、古いPCをChrome搭載PCとして再生できる(出典:米Neverware)拡大画像表示
電算システムは、2015年からChromebookを販売している。今回、新たなサービスとして、Chrome搭載PCとして再生するための製品・サービスを提供する。CloudReadyのライセンス販売のほか、導入支援/管理者教育、運用サポート(無料)、日本円による請求書の発行といったサービスである。
ハードウェアとして、WindowsやMacなどのx86ベースのPCを利用できる。すでに所有している古くなったPCにCloudReadyをインストールすれば、Chrome搭載PCへと再生できる。
さらに、Chrome Enterpriseを利用すれば、Chromebookと同様に、複数台のCloudReady搭載PCを一元集中管理できる。ユーザーとデバイスのポリシー、リモートワイプとロックダウン、インスタントポリシープッシュ、自動バックグラウンド更新など、Webベースのコンソールから管理できる。
想定する主な活用シーンは、Chromebook導入前の試行運用、サポート切れOSを搭載したWindows PCの有効活用、社内のさまざまな端末を一元管理したい用途、社内端末のセキュリティレベルを上げたい用途、管理者の負担とITコストを削減したい用途などである。
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