データダイレクト・ネットワークス・ジャパンは2018年12月28日、サーバー仮想化環境に特化したストレージ製品である「Tintri VMstore」を強化し、付属するストレージ管理ソフトを新版「Tintri Global Center 4.0」にバージョンアップしたと発表した。ストレージ管理ソフトの新版では、任意のタイミングで仮想サーバーイメージをストレージ間で移動できるようにした。親会社の米DataDirect Networks(DDN)が米ティントリ(Tintri)を買収してから初めてのメジャーリリースとなる。
データダイレクト・ネットワークス・ジャパンの「Tintri VMstore」(写真1)は、サーバー仮想化環境(VMware/Hyper-V/KVM)において、仮想マシン(VM)のディスクイメージを格納する用途に特化したNAS(NFS/SMB)ストレージである(関連記事:米DataDirect Networks、破産申請したTintriの資産を取得する意向を表明)。
最大の特徴は、LUN(ボリューム単位)ではなく、個々のVM単位でI/O性能や容量などを設定ことである。Tintri VMstoreには、無料のストレージ管理ソフトとしてTintri Global Centerが付属する。
写真1:エントリーモデル「Tintri VMstore T1000」の外観拡大画像表示
ストレージ管理ソフトのTintri Global Centerには、機能を拡張する有料オプション「Tintri Global Centerアドバンスト」がある。これを使うと、Tintri VMstoreを増設した場合や、運用中のTintri VMstoreに性能上の問題が発生した場合に、どの仮想サーバーイメージをどのTintri VMstoreに移動するべきかを自動で判断し、1日1回のタイミングでレポートを出力してくれる。
Tintri VMstoreは、仮想サーバーイメージを別のTintri VMstoreへと高速に移動させる仕組みを自前で持っている。サーバー仮想化ソフトのStorage vMotion機能を使うことなく、Tintri VMstoreの機能を使って仮想サーバーイメージを移動できる。格納先が移動した場合は、移動した旨をサーバー仮想化ソフトのAPIを介してサーバー仮想化ソフトに通知する。これにより、サーバー仮想化ソフトの設定を変更することなく、仮想サーバーイメージをストレージ間で移動できる。
ただし、Tintri VMstoreの機能を使って別のTintri VMstoreへと移動できる仮想サーバーイメージは、Tintri Global Centerがストレージ環境を分析した上で、移動させるべきと判断した仮想サーバーイメージに限られる。「サーバー仮想化ソフトのStorage vMotion機能のように、いつでも任意の仮想サーバーイメージを任意のタイミングで移動できるわけではなかった」(同社)。
今回、ストレージ管理ソフトのTintri Global Centerをバージョンアップした。新版では、Storage vMotionのように、任意の仮想サーバーイメージを任意のタイミングでTintri VMstoreから別のTintri VMstoreへと、Tintri VMstoreの機能を使って移動できるようにした。サーバー仮想化ソフトのStorage vMotion機能を使って移動する場合と比べ、平均で10倍の速さで移動が完了するとしている。
Tintri / DataDirect Networks / VMware / Hyper-V / ストレージ仮想化
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