明治安田生命保険は、日本IBMとの間で交わしている、基幹業務システムのITインフラ運用に関する戦略的アウトソーシング契約を更改した。新たに2019年7月から2027年6月までの8年間の契約を締結した。日本IBMが2019年1月17日に発表した。
明治安田生命は、ITインフラへの要件として、基幹業務を支える堅牢性や信頼性、変化の激しい環境においてビジネスの成長を支援できる柔軟性、最新の技術を活用した高度な運用、より一層の品質の高度化や作業の効率化などを求めている。
明治安田生命は、1999年に旧明治生命が採用して以来、長期にわたって日本IBMの戦略的アウトソーシングを活用してきた。これまでの実績と強固なパートナーシップの下、さらなる長期の契約を締結することを決め、2019年7月から2027年6月までの8年間の契約を締結した。
ITインフラには、従来と同じく、メインフレームの「IBM Z」を利用する。今回は、保険業におけるデジタルトランスフォーメーションへの対応に向けて柔軟性や拡張性の向上を図るため、必要に応じて必要な資源を提供するプライベートクラウド環境をIBM Z上に構築する。
運用面では、コグニティブ技術を活用した自動化機能を段階的に実装し、作業品質の高度化と効率化を図る。運用体制においては、オフショアおよびニアショアに配置する共有化センターからのリモート運用環境を構築。作業要件ごとに適した要員を無駄なく活用できる環境を整え、さらなる作業の効率化やコストの低減を目指す。