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「会社支給のSIMしか使えないノートPC」、オプティムがモバイルデバイス管理に新版

2019年3月15日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)

オプティムは2019年3月14日、マルチプラットフォームで動作するMDM(モバイルデバイス管理)ソフトウェアの新版「Optimal Biz バージョン9.6.0」を発表、同日提供を開始した。新版では、Windows端末向けに「SIM抜き差し監視機能」を搭載した。会社から支給を受けた正規のSIM以外のSIMを挿入しても使えないようにする。企業所有の端末に私物のSIMを挿入して不正な通信を行うことを防ぐ。

 オプティムの「Optimal Biz」は、MDMソフトである。インストールしているソフトウェアを把握するインベントリ管理機能、指定したアプリケーションの利用を制限する機能、接続できるWebサイトを制限する機能、ウイルス対策機能、VPN接続機能、端末紛失時のリモートロック/消去機能など、MDMで一般的な機能を一通り揃える。PC(Windows、Mac)やスマートデバイス(Android、iOS)で動作する。

 新版では、「SIM抜き差し監視機能」を追加した(図1)。Windows端末に対して、企業が支給した正規のSIM以外のSIMを挿入した場合や、正規のSIMを抜いた場合に、独自のロック画面を表示してWindows端末を操作できない状態にする。

図1:SIM抜き差し監視機能概要図(出典:オプティム)図1:SIM抜き差し監視機能概要図(出典:オプティム)
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 製品提供の背景について同社は、場所を選ばずに働けることからSIMスロットを搭載したノートPCへの関心が高まっていることを挙げる。「しかし、会社から端末とあわせて貸与したSIMを抜いて私物のSIMに入れ替えられてしまうと、回線側で行っているURLフィルタリングや閲覧履歴収集などのセキュリティ対策の抜け道となってしまう」(同社)。こうした課題を解決するため、SIM抜き差し監視機能を開発した。

 SIM抜き差し監視機能は、Optimal BizのWindowsプランを契約しているユーザーであれば利用できる。Optimal Biz Windowsプランの価格(税別)は、初期費用が4万5000円で、利用料は10台で年額6万円(1台当たり月額500円)。

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