米EnterpriseDB日本法人のエンタープライズDBは2019年4月1日、Oracle DatabaseからEDB Postgresへの移行を支援するソフトをクラウド型で提供するサービス「EDB Postgres Migration Portal 1.0」を発表した。エンタープライズDBのWebサイトでユーザー登録すれば無料で利用できる
エンタープライズDBの「EDB Postgres」は、オープンソースのRDBMS(リレーショナルデータベース管理システム)であるPostgreSQLの商用版である。オープンソースをベースにしつつ、企業の用途に合わせて機能を強化している。高可用性のためのクラスタリング機能やレプリケーション機能などの周辺ツール群も提供している。
EDB Postgresのメリットとして、Oracle DatabaseをEDB Postgresに容易に移行できるとアピールしている。テーブルを移行できるだけでなく、データベースエンジン側で動作する業務ロジック(ストアドプロシージャ)も移行できるとしている。新規にデータベースを構築する際にも、Oracle Databaseのスキルを活かせるとしている。
今回、Oracle DatabaseからEDB Postgresへの移行を支援するソフトをクラウド型で提供する「EDB Postgres Migration Portal」を提供開始した(画面1)。
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Webポータル画面からユーザー自身の操作で、既存のOracle DatabaseからEDB Postgresへの変換を成功させるために必要な修正手順が分かる。定義、テーブル、ビュー、ストアドプロシージャ、インデックスをオンラインで分析し、移行の難易度、取るべき方針などを検討できる。
今回、EDB Postgres Migration Portalの提供に合わせ、EDB Postgresの日本語マニュアル「EDB日本語マニュアル」も公開した。