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キヤノンITS、Webアプリケーション自動生成ツール新版「Web Performer V2.3」、テストシナリオも自動生成可能に

2019年4月9日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)

キヤノンITソリューションズは2019年4月9日、Webアプリケーションを自動生成する開発ツールの新版「Web Performer V2.3」を発表、同日販売を開始した。新版では、テスト工程を支援する機能として、テスターのGUI操作からテストシナリオを自動生成する機能を追加した。また、実運用時に便利な機能として、生成したWebアプリケーションにチャットボット機能を追加でできるようにした。

 Web Performerは、Javaアプリケーションサーバー上で稼働するWebアプリケーションを自動で生成する開発ツールである。Java開発用のIDE(統合開発環境)であるEclipseのプラグインとして動作する。

 開発時には、データベースのスキーマ情報(項目の属性や名前など)、業務フロー(登録、更新、既存の業務フローの呼び出しなど)、画面情報(表示項目、レイアウト)、の3つの情報を与えるだけで、Javaのソースを自動生成する。画面仕様のドキュメントも自動生成できる。

 新版では、Webアプリケーションのテスト操作を記録し、テストシナリオを自動作成できるようにした(図1)。テストシナリオの作成からテスト実行までの一連の操作を自動化できる。アジャイル開発において既存機能への影響を確認する回帰テストにおいても、作成済みのテストシナリオを自動実行することで、すぐに確認できる。

図1:Web Performerを強化し、テスト操作を記録してテストシナリオを自動作成できるようにした(出典:キヤノンITソリューションズ)図1:Web Performerを強化し、テスト操作を記録してテストシナリオを自動作成できるようにした(出典:キヤノンITソリューションズ)
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 新版ではまた、生成したWebアプリケーションにチャットボット機能を追加できるようにした。アプリケーションの利用者は、チャットボットを介して、システム操作での不明点を自然言語で検索できる。チャットボットは、企業独自の専門用語や業界用語などを独自の辞書登録できるなど、自由にカスタマイズできる。

 新版ではさらに、開発の高速化を図る機能として、Excelファイルのデータを直接Web Performerのリポジトリ定義として取り込める機能や、開発者がリポジトリを定義しているバックグラウンドで、変更があった定義の差分を自動生成できる機能を追加した。

 価格(税別)は、自社で運用するシステムを開発するために必要なライセンス「Web Performerユーザライセンス」が、最小構成の3ライセンスで360万円。第三者向けシステム開発に必要な年間利用方式のSIベンダー向けライセンスが、最小構成2ライセンスで150万円。

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キヤノンITソリューションズ / チャットボット / 超高速開発 / WebPerformer / ローコード

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