東京海上日動火災保険は、金融機関向けの顧客関係管理サービス「Salesforce Financial Services Cloud」を採用した。「Salesforce Community Cloud」「Pardot」「Einstein Analytics」も合わせて採用した。セールスフォース・ドットコムが2019年4月18日に発表した。
東京海上日動は、Financial Services Cloudを新たな代理店向け基盤として利用する。2020年から順次機能を拡大し、同社保険代理店向けに導入する。Financial Services Cloudの導入は、国内保険会社としては初めて。
保険契約や事故の履歴といった情報以外にも、様々な顧客情報の集約を図る。保険募集人向けのタスク管理機能や、代理店の規模にあわせて経営を支援するメニューなど、操作性に優れた多様な機能を提供することも可能になる。
導入済みの「Salesforce Marketing Cloud」と「Salesforce Lightning Platform」や、今回新たに導入する「Salesforce Community Cloud」「Pardot」「Einstein Analytics」などと併せて活用する。
これにより、法人および個人向け営業、保険代理店、コールセンター、マーケティングなど、多様な顧客接点から得られる情報を、SalesforceのCRM上に集約していく。
東京海上日動のグループの1万7000人以上の社員と、全国約5万店の保険代理店、全国100万人以上にのぼる保険募集人が、Salesforceを介して1つとなって顧客と直接つながることができる、としている。