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日立とキヤノンITSが基幹システムの高速開発で連携、Web開発ツールを組み合わせて提供

2019年5月8日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)

日立製作所は2019年5月8日、同社のアプリケーション開発フレームワーク「Justware」とキヤノンITソリューションズの超高速開発(ローコード開発)ソフト「Web Performer」を連携させた製品・サービス「Justware - Web Performer 連携ソリューション」を発表した。2019年7月1日から提供する。価格(税別)は、個別見積もりとなっている。

 日立製作所のJustwareは、Java EEやオープンソース(Spring+MyBatis)を活用したWebアプリケーションを効率よく開発するためのフレームワーク(ソフトウェア部品)である。大規模システムや基幹系システムの開発に使われている。

 一方、キヤノンITソリューションズのWeb Performerは、JavaによるWebアプリケーションをコーディングすることなく自動で生成する開発ツールである。MVCフレームワークを利用したJavaアプリケーションを生成できる。主にフロントエンド画面の開発に用いられる。

 今回、JustwareとWeb Performerを連携させた。狙いは、Justwareが担ってきた大規模かつミッションクリティカルなシステムにおいて、超高速開発ツールを活用した開発期間の短縮やコスト低減を実現することである。

 日立製作所によると、Justwareのユーザーであるみずほ銀行とみずほ情報総研が、外国為替予約システムの更改に合わせ、一部画面の刷新を短期間で実現したいという要望から、Web Performerを採用した。ここで培ったノウハウをベースに、今回の連携製品を開発したという。

 JustwareとWeb Performerの連携機能によって、堅ろうかつ安定性が求められるサーバーサイドはJustwareで構築し、クライアントサイドはWeb Performerで高速に開発する、といった使い分けが可能になる(図1)。

図1:JustwareとWeb Performerを連携させた製品・サービスのイメージ図(出典:日立製作所)図1:JustwareとWeb Performerを連携させた製品・サービスのイメージ図(出典:日立製作所)
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 また、JustwareはWebアプリケーションのテストを自動化するツールを備えている。これを使って、JustwareとWeb Performerを連携させたアプリケーション全体の品質をテストできる。

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