Arcserve Japanは2019年5月15日、データバックアップソフトとストレージサーバーを組み合わせたバックアップ用途のアプライアンス機器「Arcserve UDP 8000シリーズ」のラインアップを拡充したと発表した。新たに低価格版となる「Arcserve UDP 8100 Appliance」を追加した。バックアップ容量は4TBで、価格(税別)は280万円。新モデルは2019年5月15日に受注を開始する。納期は30日程度。
Arcserve Japanの「Arcserve UDP 8000シリーズ」は、イメージバックアップソフトウェア「Arcserve Unified Data Protection」(Arcserve UDP)をプリインストールした、バックアップ用途のアプライアンス機器である(関連記事:Arcserve、バックアップアプライアンスに容量40TB/80TBの大容量モデルを追加、写真1)。
写真1:Arcserve UDP 8000シリーズの外観。Arcserve UDP 8100 Applianceは、1Uラックマウントにデータ保存用のハードディスクを2基、重複排除処理用のSSDを1基備える(提供:Arcserve Japan)拡大画像表示
OSを含めて、システムイメージを丸ごとブロックレベルでバックアップする。前回バックアップした時から見た差分だけを転送する増分バックアップ機能や、バックアップ対象サーバー側でデータの重複を排除する機能など、バックアップ量とバックアップ時間を短縮する機能に注力している。
ソフトウェアのArcserve UDPと、アプライアンスの一番の違いは、ライセンス体系である。アプライアンスは、バックアップ対象サーバーの台数などによらず、一定の金額で利用できる。アプライアンス1台で必要なバックアップ容量をまかなえない場合、増設してスケールアウト構成で利用できる。
今回、ラインアップを拡充し、バックアップ容量4TBの低価格版「Arcserve UDP 8100 Appliance」(280万円)を追加した(表1)。データ保存用のストレージとして、4TBのSASディスクを2個、RAID1(ミラーリング)構成で搭載する。既存モデルで最もバックアップ容量が小さい「Arcserve UDP 8200-6 Appliance」(RAID6構成、8TB、320万円)と比べて2分の1の容量に抑えた。これにより、Arcserve UDP 8000シリーズは、4TBから80TBの範囲から選べるようになった。
| モデル名 | ディスク構成 | 価格(税別、5年間の保守込み) |
|---|---|---|
| Arcserve UDP 8400 Appliance | RAID6、40TB | 1200万円 |
| Arcserve UDP 8420 Appliance | RAID6、80TB | 2200万円 |
| Arcserve UDP 8200-6 Appliance | RAID6、8TB | 320万円 |
| Arcserve UDP 8220-6 Appliance | RAID6、16TB | 520万円 |
| Arcserve UDP 8200 Appliance | RAID5、12TB | 380万円 |
| Arcserve UDP 8220 Appliance | RAID5、24TB | 680万円 |
| Arcserve UDP 8100 Appliance | RAID1、4TB | 280万円 |
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