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NTT東日本、ユーザーデータを手元に残さずOneDriveに保存するレンタルPCサービスを開始

2019年6月19日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)

NTT東日本は2019年6月19日、ローカルドライブにユーザーデータを残さないデータレス機能を備えたレンタルPCサービス「おまかせデータレスPC」を発表した。同年6月24日から提供する。価格(税別)は、1台当たり月額7000円。最低利用期間はノートPCが3年、デスクトップPCが4年。中途解約金は、ノートPCが2万5000円、デスクトップPCが3万円。

 おまかせデータレスPCは、ローカルドライブにユーザーデータを残さないデータレス機能を備えたレンタルPCサービスである(図1)。「ロケーションを問わずにテレワーク環境を導入できる」(NTT東日本)ことを特徴としている。

図1:おまかせデータレスPCの概要(出典:NTT東日本)図1:おまかせデータレスPCの概要(出典:NTT東日本)

 データレス機能を実現するミドルウェアとして、横河レンタ・リースの「Passage Drive」を使う。ユーザーデータは、マイクロソフトのクラウドストレージ「OneDrive」(容量はユーザー当たり1TB)に保存する形になる。ファイルを閉じるとローカルドライブ上のキャッシュを消去するため、データの漏洩を防止できる。

 データレス機能(Passage Drive)は、ユーザーのログオンプロセスに影響し、ユーザーが作成するデータをローカルドライブではなくOneDrive上に保管する。ユーザーは、Cドライブには書き込みができない。一方で、OSやアプリケーションのファイルは、従来通りローカルドライブに保管する形になる。

 レンタルPCには、データレス機能のほかに、Microsoft Office 365 Businessやウイルス対策ソフトなどをインストールして提供する。OSは、Windows 10を標準で搭載する。ラインアップとして、B5ノート、A4ノート、デスクトップの3プランを用意している。いずれも初期費用は不要で、月額制で提供する。

 サポートサービスとして、初期設定(キッティング)や訪問設定(プリンタやネットワーク設定などを希望する場合、追加料金不要で訪問にて実施)を実施する。また、Officeや各種ソフトの操作方法などの問い合わせに対応するヘルプデスクサービスを提供する。ヘルプデスクは、年中無休で9時から21時まで対応する。

 ウイルス対策ソフトの設定も代行する。セキュリティポリシーの設定、ウイルス感染状況の監視、ウイルス感染等の万一のときの緊急連絡、駆除サポート、ウイルス調査などを実施する。また、ウイルス対策ソフトの稼働状況のレポートを月に1度送信する。

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