電算システムは2019年7月5日、クラウド型で利用できるBI(ビジネスインテリジェンス)ソフトウェア「Looker」(ルッカー)の販売を開始した。特徴は、LookMLと呼ぶモデリング言語で指標を定義することによって、自動的にSQLを生成してデータを取得できること。開発会社は、米Looker Data Sciences。
Lookerは、クラウド型で利用できるBIソフトウェアである(図1)。特徴は、LookMLと呼ぶモデリング言語で指標を定義することによって、自動的にSQLを生成してデータを取得できること。LookMLであらかじめ定義した指標を利用することで、分析結果などデータの一貫性を担保できるとしている。
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各種のデータソースからデータを直接取り込んで可視化できる。Amazon Redshift、Snowflake、BigQuery、および50以上のSQLデータベースとつながる。複数のクラウドに分散した複数のデータソースからデータを取り込める。
可視化のためのグラフは、マップやタイムライン、組み合わせチャートなど、多数の可視化ライブラリを用意した。これらをカスタマイズして使うこともできる。ダッシュボードに可視化グラフを表示して、アラートを設定したり、スケジュールを組んだりできる(画面1)。
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電算システムは、Google Cloud Platform(GCP)の販売会社でもある。Lookerの接続先データベースとして、GCPのデータベース(BigQuery、CloudSQL、CloudSpannerなど)を合わせて提供する。