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赤城乳業、SAP ERPのサーバー基盤をHCIに置き換え、性能向上と管理負荷削減を狙う

2019年7月16日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)

「ガリガリ君」で知られる冷菓メーカーの赤城乳業(本社:埼玉県深谷市)は、SAP ERPによる基幹業務システムのサーバーを、HCI(ハイパーコンバージドインフラストラクチャ)に置き換える。10台の物理サーバーで稼働していた17のシステムすべてを3台のHCIで代替することを計画している。性能の向上やリソース管理負荷の削減を見込んでいる。HCIを導入したレノボ・エンタープライズ・ソリューションズが2019年7月16日に発表した。

 赤城乳業は、SAP ERPによる基幹業務システムを使っている。既存のサーバー基盤は2014年に導入したシステムであり、老朽化によって十分な性能が出なくなっている。売上高がピークとなる夏季にトランザクション数が急増し、売上データの処理の遅延や障害などが頻繁に発生していた。

 既存サーバーとソフトウェアのサポートが終了するのにあわせて、HCI製品「Lenovo ThinkAgile HX3320アプライアンス」を3台導入した。物理サーバー10台で動作させている17個のシステムを、3台のHCIに置き換える計画である。

 HCIの導入によって、サーバー基盤のコストパフォーマンスの向上(20%~30%)、将来に向けた柔軟なシステムの拡張性、などを見込む。また、HCIの管理ソフトウェアを利用することで、リソースの管理に必要な作業負荷を50%削減できると見込んでいる。

 なお、Lenovo ThinkAgile HXシリーズは、米Nutanixのソフトウェアを使ったHCI製品である(関連記事レノボ、Nutanix採用HCIにエントリーモデル、ハードウェアのみ3台で280万円)。

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