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レノボ、Nutanix採用HCIにエントリーモデル、ハードウェアのみ3台で280万円

2019年3月19日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)

レノボ・エンタープライズ・ソリューションズは2019年3月19日、HCI(ハイパーコンバージドインフラストラクチャ)製品「ThinkAgile HXシリーズ」のラインアップを拡充し、中堅企業に向けたエントリーモデル「Lenovo ThinkAgile HX2320アプライアンス」および「Lenovo ThinkAgile HX2321認定ノード」を発表した。同日に受注と出荷を開始している。

 レノボのThinkAgileは、HCI(ハイパーコンバージドインフラストラクチャ)製品である。分散ストレージソフトの違いに応じて、米Nutanixのソフトを採用した「ThinkAgile HXシリーズ」と、米VMwareの「VMware vSAN」を採用した「ThinkAgile VXシリーズ」がある。ThinkAgile HXでは、サーバー仮想化ソフトとして、Nutanix AHVだけでなくVMware ESXiやHyper-Vを選択できる。

写真1:Lenovo ThinkAgile HX2320アプライアンス/HX2321認定ノードの外観写真1:Lenovo ThinkAgile HX2320アプライアンス/HX2321認定ノードの外観(出典:レノボ・エンタープライズ・ソリューションズ)
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 今回、Nutanix版のThinkAgile HXについて、これまでよりもエントリーに位置するモデル(ThinkAgile HX2320)を用意した(写真1)。vSAN版では、2018年4月からエントリーモデル「ThinkAgile VX2320」を提供していた(関連記事レノボ、vSANベースのHCIを拡充、3台500万円のエントリ機やGPU搭載機など)。Nutanix版においても同様のエントリーモデルを追加したかたちである。

 ThinkAgile HX2320のハードウェアは、PCサーバーの「ThinkSystem SR630エントリーモデル」をベースとする。標準モデルの「ThinkSystem HX3000シリーズ」と比べて、CPUやストレージディスクの搭載数を抑え、コストを下げている。ハードディスクは、1U筐体に3.5インチドライブを4基搭載する。

 参考構成価格(税別)は、Nutanixのソフトを含まない「ThinkAgile HX2321認定ノード」×3台で、280万円。CPUはXeon Silverプロセッサ×2、メモリー96GB、ドライブは480GB SATA SSD×2と、2TB SATA HDD×2という構成になっている。

 なお、ThinkAgile HX認定ノードとは、Nutanixのソフトウェアライセンスとハードウェア(PCサーバー)を別個に購入するためのハードウェア製品である。ソフトウェアライセンスとハードウェアの組み合わせの選択肢を増やしている。

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HCI / Lenovo / Nutanix / VMware / Hyper-V / サーバー仮想化

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