SAPジャパンは2019年10月18日、ビジネスプロセスの最適化にフォーカスした4つのツールを発表した。インテリジェントな機能を加えたプロセス自動化ツール、プロセス可視化/分析ツール、RPAツール、プロセスマイニングツールの組み合わせで、ビジネスプロセスの継続的な最適化を実現するとしている。
SAPジャパンが今回発表した4製品のうち、新製品はプロセス自動化ツール「SAP Intelligent Business Process Management(iBPM)」とプロセス可視化/分析ツール「SAP Cloud Platform Process Visibility」の2製品。RPAツールの「SAP Intelligent Robotic Process Automation(iRPA)」は、新機能を追加したもの。プロセスマイニングツールの「SAP Process Mining by Celonis, cloud edition」は、グローバルパートナーである独CelonisのOEM製品である。
プロセスマイニングツールでビジネスプロセスを解析、プロセス自動化ツールでプロセスを設計して、RPAなどを使って実装、プロセス可視化/分析ツールで監視、修正していく(図1)。
図1:今回発表した4製品でビジネスプロセス最適化のライフサイクルを形成する(出典:SAPジャパン)拡大画像表示
写真1:SAPジャパン バイスプレジデント プラットフォーム&テクノロジー事業本部長チーフイノベーションオフィサーの首藤聡一郎氏「このライフサイクルを回していくことで、ビジネスプロセスの永続的な最適化が可能になる」(バイスプレジデント プラットフォーム&テクノロジー事業本部長チーフイノベーションオフィサー首藤聡一郎氏)としている。
新製品のSAP Intelligent BPMは、「いわゆるBPMツールにワークフロー機能を加えたもの」(プラットフォーム&テクノロジー事業本部部長 岩渕聖氏)。チャットボットの「SAP Conversational AI/CoPilot」や、RPAを含めた業務フローの自動化機能、SAP ERP画面にワークフローを結合させた「デジタルワークプレース」といった機能を提供する(図2)。
図2:SAP Intelligent BPMの構成機能(出典:SAPジャパン)拡大画像表示
同じく新製品のSAP Cloud Platform Process Visibilityは、構築したビジネスプロセスの可視化とプロセスの分析を行うツール。プロセス全体を合理化し部分的なローカル最適化を回避する機能、緊急性などプロセスのステータスを表示する機能、プロセス評価指標を作成、整理する機能、ボトルネックを特定する機能を提供する。今後、即座に影響を与える問題を特定して、アクションを実行する機能、プロセス上の問題を予測する機能などを搭載する予定となっている(図3)。
図3:SAP Cloud Platform Process Visibilityが提供する機能(出典:SAPジャパン)拡大画像表示
SAP Intelligent RPAは、2018年に買収した仏ContextorのRPAツールがベース。サーバーサイドでプロセス全体を自動化するボットを作成する、サーバー型のRPAツールとなっている。ContextorのRPAツールを統合したものなので、SAP以外の製品にも柔軟に対応する。今回新たに、構築済みのRPAボットをベストプラクティスとして利用できる「SAP Best Practices for SAP Intelligent RPA」の提供を開始した。すでに16のコンテンツが用意されており、2019年12月までに29コンテンツが追加される見込み(図4)。
図4:SAP Intelligent RPAのベストプラクティスとして提供されるコンテンツ一覧(出典:SAPジャパン)拡大画像表示
SAP Process Mining by Celonis, cloud editionは、独Celonisのプロセスマイニングツールを、SAPブランドとしてクラウド提供するもの。プロセスマイニングは、企業の業務システムのログを収集、分析してボトルネックの解消やビジネス変革、UX向上などにつなげるための手法(図5)。RPAの効果を最大化するためにも使える。Celonisは、この分野のマーケットリーダーで、SAPのグローバルパートナー。SAPはCelonisからツールのOEM提供を受け、ビジネスプロセス最適化プラットフォームに組み込んで提供していく。
図5:SAP Process MiningはSAP以外の様々なベンダー製品からもログを収集する(出典:SAPジャパン)拡大画像表示
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