ユニリタプラスは2019年12月12日、Excelファイルを介して複数の担当者からデータを収集する作業を効率化するクラウドサービス「サクッと収集」を発表した。同日提供を開始した。メールによるExcelファイルの配信や収集といった手間が要らなくなる。価格(税別)は、初期導入費が5万円、月額利用料が2万7000円から(利用するExcelのフォーマット数に応じて変動する)。
ユニリタプラスの「サクッと収集」は、Excelファイルを介したデータの収集を効率化するクラウドサービスである(図1)。クラウドにExcelファイルをアップロードするだけで、Excelファイルの配信や収集ができる。ファイルの収集状況もクラウド上で把握できる。これまで手間がかかっていた作業を効率化できる。
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使い方を次のように示している。(1)配信したいExcelファイルをドラッグ&ドロップでアップロードする、(2)担当者はExcelファイルをダウンロードし、報告内容を記入してドラッグ&ドロップでアップロードする、(3)依頼者はExcelファイルの収集状況を確認する、(4)収集したExcelファイルのデータをCSV(カンマ区切り形式)ファイルとして出力。データ化するセルをマウス操作で選択できる。
製品投入の背景として同社は、Excelファイルによるデータ収集は手間がかかる状況を挙げる。「Excelはデータ収集主題として一般的に使われている。しかし、他部門や他社からExcelファイルを収集する場合、メールやフォルダを介してやり取りすることが多いため、ファイルの収集状況を把握することが難しい。また、複数のExcelファイルからデータを抽出して集計する手間も大きい」(同社)