アクシオは2019年12月13日、ファクス受注業務をRPA(ロボットによる業務自動化)で自動化するためのライブラリ「FAX受注業務用OnRPAライブラリ」を発表した。RPAソフトウェア「WinActor」を効率的に利用するためのライブラリ「OnRPA」シリーズの第3弾として提供する。価格はオープン。
アクシオの「FAX受注業務用OnRPAライブラリ」は、RPAソフトウェアのWinActorを使ってファクス受注業務を自動化するためのライブラリである(図1)。トランザクトのクラウド型ファクスサービス「TransFax」と、AI insideのクラウド型AI-OCRサービス「DX Suite」を組み合わせて利用する。帳票を自動で仕分けるAI insideの「Elastic Sorter」も組み込むことができる。
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ライブラリを使うと、TransFaxを使ったファクスデータの受信、DX Suiteへの画像データのアップロード、OCR結果であるCSVデータのダウンロードという一連の業務フローをWinActorで自動実行させられる。これらのサービスのAPI操作が容易になる。
価格はオープンだが、WinActor、DX Suite、TransFaxをアクシオから直接購入したユーザーは無料で利用できる。
アクシオはこれまで、RPA実行PCへのリモート接続ソフトウェア「OnRPA」と、複数のRPA実行PCのタスクスケジューラ管理を一元化するソフトウェア「OnRPA2」を提供してきた。今回のファクス受注業務用OnRPAライブラリは、OnRPAシリーズの第3弾として提供する。
今後は、「OnRPAライブラリ」シリーズとして、各種のシステムやパッケージ製品との連携を容易にする標準ライブラリを提供していく。