サイボウズは2020年1月14日、クラウド型の業務アプリケーション開発・実行環境「kintone(キントーン)」の機能を強化したと発表した。新たに「IF関数」を利用できるようにした。同年1月12日から提供している。2月には「ROUND関数」(四捨五入)を提供する予定である。
サイボウズの「kintone」は、業務用のWebアプリケーションをドラッグ&ドロップなどの操作で開発できるPaaSである。営業の案件管理やプロジェクトの進捗管理、タスク管理、社員の業務日報など、各種のWebアプリケーションをプログラミングすることなく構築できる。また、kintoneが用意しているWeb APIを利用することで、任意のアプリケーションとデータ連携できる。
今回、kintoneの機能を強化し、条件の真偽を判定して結果を返すことができるIF関数を利用できるようにした(画面1)。kintoneの計算フィールドまたは文字列1行フィールドの計算式にIF関数を利用できる。関数の表記は「IF(論理式, 真の場合, 偽の場合)」で、論理式が真であれば真の場合の値を返し、偽であれば偽の場合の値を返す。
画面1:IF関数を使い、出張先に応じて出張手当の金額を自動で変える例(出典:サイボウズ)拡大画像表示
表計算ソフトに類似した記述ができることから、表計算ソフトを使った業務をkintoneに移行しやすくなった。例えば、支給する金額を条件によって変えるといった業務に活用できる。出張先が国内だった場合は出張手当に2000円を入力し、出張先が東南アジアだった場合は出張手当に2500円を入力する、といった処理を容易に実現できる。
2020年2月には、ROUND関数を実装する予定である。ROUND関数(四捨五入)、ROUNDDOWN関数(切り捨て)、ROUNDUP関数(切り上げ)を追加する。
-
AI時代の“基幹インフラ”へ──NEC・NOT A HOTEL・DeNAが語るZoomを核にしたコミュニケーション変革とAI活用法
-
加速するZoomの進化、エージェント型AIでコミュニケーションの全領域を変革─「Zoom主催リアルイベント Zoomtopia On the Road Japan」レポート
-
14年ぶりに到来したチャンスをどう活かす?企業価値向上とセキュリティ強化・運用効率化をもたらす自社だけの“ドメイン”とは
-
-
-
-
生成AIからAgentic AIへ―HCLSoftware CRO Rajiv Shesh氏に聞く、企業価値創造の課題に応える「X-D-Oフレームワーク」
-
-
-
「プラグアンドゲイン・アプローチ」がプロセス変革のゲームチェンジャー。業務プロセスの持続的な改善を後押しする「SAP Signavio」
-
BPMとプロセスマイニングで継続的なプロセス改善を行う仕組みを構築、NTTデータ イントラマートがすすめる変革のアプローチ
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-



