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ブルボン、AI-OCRを導入し、ファクス注文を基幹システムにデータ連携

2020年1月17日(金)IT Leaders編集部

菓子メーカーのブルボンは、卸売業者・小売店からファクスで送られてくる注文書を電子化して基幹システムに連携させる手段として、非定型の帳票を読み取れるAI-OCR(光学文字認識)ソフトウェアを導入する。AI-OCRソフト「Flax Scanner」を提供するシナモンが2020年1月16日に発表した。

 ブルボンは、幅広いカテゴリーの菓子・飲料・冷菓・食品を製造・販売する老舗菓子メーカーである。多くの卸売業者・小売店からの注文が日常的かつ大量に発生している。

 同社は全国の卸売業者・小売店からの注文を受け付けるため、EDI(電子データ交換)によるシステム化を進めている。この一方で、ファクスによる注文書処理も依然として一定の割合を占めているという。

 ファクスで送る注文書は、従来型のOCRで対応することが難しかった。帳票のフォーマットが固定されていないため、作業が煩雑化する。また、ファクス経由による注文書は解像度が低下するといった課題もある。

 こうした経緯から、ブルボンはAI-OCRソフトウェアの「Flax Scanner」の導入を決めた(図1)。Flax Scannerを受発注業務向けにパッケージ化した「Flax Scanner 受発注業務効率化サービス」を利用する。画像化したファクス注文書をAI-OCRで電子データ化し、基幹システムへ転送・格納する。

図1:Flax Scannerで注文書を電子化する受発注業務の概要(出典:シナモン)図1:Flax Scannerで注文書を電子化する受発注業務の概要(出典:シナモン)
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