米Akamai Technologiesの日本法人アカマイ・テクノロジーズは2020年2月25日、リモートアクセス環境をクラウド型で提供するサービス「Enterprise Application Access」(EAA)を90日間無料で利用できる「テレワーク支援プログラム」を発表した。昨今の新型コロナウイルス感染拡大の状況から在宅勤務やテレワークを導入する企業・組織を支援する。導入は容易で、Webポータルを介して数分で導入が完了するとしている。
アカマイ・テクノロジーズの「Enterprise Application Access(EAA)」(図1)は、インターネットを介して社内LANにリモートアクセスするための環境をクラウド型で提供するサービスである。アカマイがクラウド上に用意したプロキシサーバーを介して、ユーザー企業の社内LANにアクセスする仕組みをとる。
図1:「Enterprise Application Access(EAA)」の概要(出典:アカマイ・テクノロジーズ)拡大画像表示
ユーザー企業側に設置した専用ソフトウェアから、ファイアウォールを通じてクラウドにトンネルを張る。このトンネルを介して、社内にアクセスする。クラウドへの接続はHTTPSと同じTCP/443ポートなので、一般的な設定のファイアウォールであれば、設定を変更することなく利用できる。
社外のエンドユーザーは、Webブラウザを使ってクラウド上のEAAにアクセスし、ユーザー認証を受ける。これにより、SSO(シングルサインオン)型で、社内のアプリケーションにアクセスできるようになる。ユーザー認証後は、Webアプリケーションだけでなく、任意のTCP/IPクライアントアプリケーションを利用できる。
今回、EAAを最大で90日間無料で利用できるプログラム「テレワーク支援プログラム」を用意した。背景として同社は、新型コロナウイルスの感染拡大を防止する目的などで、在宅勤務やテレワークなどを実施する企業が増えている状況を挙げる。
アカマイ・テクノロジーズによると、EAAの導入企業は、auカブコム証券、エイチ・アイ・エス、LIXILなどである。
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